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【借金が返せない…】債務整理を...

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2024.02.19

【借金が返せない…】債務整理を弁護士に相談するメリットを解説

多額の借金を抱え返済ができないまま放置しておくと、貸主から貸金返還請求等を提起される恐れや、最悪の場合差し押さえに至ってしまう可能性があります。
したがって借金を抱えてしまった場合であっても、1人で悩まず弁護士などの専門家に相談する必要があります。
本記事では、多額の借金を抱えてしまった場合に、どのような手続きをとることが相当なのか、また、弁護士に依頼することによってどのようなメリットが存在するのかについて解説していきます。

債務整理について

多額の借金を抱えてしまった場合には、債務整理と呼ばれる手続きを行うことが相当です。
代表的な債務整理の手続きとしては、①自己破産、②個人再生手続き、③任意整理が挙げられます。

①自己破産
自己破産とは裁判所に対して自己破産の申し立てを行い、「免責許可決定」と言う決定を得て、借金をゼロにする手続きをいいます。
自己破産のメリットとして、最も大きいのは、借金をゼロにすることができることです。
上述した個人再生・任意整理の手続きによっても、借金を減額すること自体は可能ですが、借金を完全にゼロにすることができる手続きは、自己破産のみです。
他方で、自己破産をした場合、生活に必要な財産以外の20万円を超える財産は全て処分されますので、マイホームや車などの財産を持っていた場合であってもこれらは処分しなければならないというデメリットが存在します。
また自己破産をした場合、警備員など一定の職業に就くことができなくなる点にも注意が必要です。

②個人再生
個人再生とは借金の額を大幅に減額し、その減額された借金を3年間の分割によって返済していく手続きのことをいいます。
自己破産とは異なり、借金の額を完全にゼロにすることはできませんが、マイホームや車などの財産を維持しつつ、借金の額を減額できる点でメリットが存在します。

③任意整理
任意整理とは、利息のカットや長期分割払いの交渉をカード会社と行うことによって毎月の返済額を減額する手続きのことをいいます。
任意整理も、破産とは異なり借金の額をゼロにすることはできませんが、過去の取引状況によっては、過払金を獲得できる可能性がある点でメリットが存在します。

債務整理を弁護士に依頼するメリット

債務整理を弁護士に依頼するメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

①貸金業者からの取り立てのストップ
弁護士が債務整理の依頼を受けた場合、貸金業者に対して「受任通知」と言うものを送付することになります。
そしてこの受任通知が送付された後は、法律上、本人に対する直接の取り立てが禁止されていますので、貸金業者からの取り立てがストップすることになります。

②返済を一時的にストップすることができる
上述のように、債務整理の手続きとしては自己破産・個人再生・任意整理が挙げられますが、いずれの方法を選択した場合であっても、手続きが進行するまでの間は、返済を一時的にストップすることが可能となります。

③依頼者の状況を考慮しつつ適切な手続きを選択してくれる
弁護士は法律のプロですので、依頼者の借り入れ状況等を考慮し最も適切な債務整理の手続きを選択することになります。
例えば多額の借金を抱えつつもマイホームを残したいという希望を有している依頼者の場合、個人再生や任意整理といった手続きを選択し、可能な限りの減額を試みることになります。
また、弁護士は依頼を受けた段階で、「引き直し計算」と言うものを行いますが、この引き直し計算の結果、依頼者が貸金業者に対して支払いすぎていた部分がある場合、すなわち過払金が存在する場合は、過払金返還のための手続きも併せて行ってくれます。

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